句集「紅梅」を上梓された井上あや子さん
2008年11月 7日(金) 17:05 JST

11月7日(金)の「情報キャッチ!とれたてワイド763」に念願の初句集を上梓された
井上あや子さんにご出演いただいた。

井上さんは子育てを終えられた後、何かをやりたいと思われ、俳句を始められたそうだが、
平成6年に俳句総合雑誌に出された句が選者だった鷹羽狩行氏の目に止まり推薦された。
鷹羽氏といえば俳句会の第一人者で、俳人協会の会長でもある方だ。
平成8年からはその鷹羽氏が主宰される「狩」に入会されて指導を受け、
さらに14年からは「狩」の僚誌である「天衣」にも入会されて
「天衣」の主宰者である岬幸夫氏からも学ばれた。「紅梅」という句集名は
その岬氏が付け、鷹羽氏は序句と帯文を書かれている。
今回の句集「紅梅」は淡いサーモンピンクで飾られた表紙がやわらかく美しい。
傍らにあるだけで心がなごむ。

タイトルとなった「紅梅」について「お好きな花なんですか」と尋ねると、
「はい、好きなんです。紅梅のあたたかさ、親しみやすさが好きで、
青空も好きなんですが、その青空によく似合う人を幸せにする花だと思います」
と答えてくださった。
そして「どのように感性を研ぎ澄ましていれば、井上さんのように日常の何でもない
自然や風景から豊かな詩情を感じることができるのですか」という問いには、
「自然がいっぱいの美しい綾部に住んでいることが幸せで、
俳句をしているからどんな小さなものにも
生命があって対等に物が見られる。日々の生活を喜んでいるからでしょうか」
と言われた。
そして今までの井上さんのご活躍もすばらしいが、今後さらに飛躍をとげられるであろう
井上さんに俳句のよろこびを最後にうかがったところ、
「俳句は特別なことばを使うものではないと思います。
五・七・五の中に詩=ポエジーがないと俳句ではないが、
ことばを飾ると詩がこわれてしまいます。素直に自分らしい句を作って、
自分を磨きつつ人生を俳句で綴れたらこんな嬉しいことはないです」
と結ばれた。
俳句というと難しいというイメージがあり鑑賞してもよく解らないが、
それでも解らないなりに井上さんの句集を読ませていただいて
しあわせな気分になった。「紅梅」は市立図書館にも置かれているそうなので、
深まりゆく秋に俳句という文芸にふれてみられたらどうだろうか。




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